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2024/9/01

建築CG制作のプロが実験!画像生成AIを使ったファサードデザインのイメージ生成

ChatGPTやGeminiをはじめ、生成AIを日常的に使用しているビジネスマンも多いと思います。私たちが普段から関わっている建築業界でも生成AIは活用されており、特にデザイン検討やパースイメージの画像生成に使われるケースが多いです。
生成AIの技術は、建築デザインを進めていく上でも、さまざまなコンセプトやデザインアイデアを素早く探索することができます。設計者に新しいアイデアや視点を提供することができ、これにより設計者はより革新的なデザインを生み出すことが期待できます。
そんな生成AIですが、多くの方がこの技術によって、思い通りのデザインやパースが簡単にできるのではないかと想像していることでしょう。 CGパースに関して言えば、現状は残念ながら「完全にイメージ通り」のCGパースを生成することは難しいです。 ただ、生成AIの進歩は、設計者に新しい創造の可能性を提供してくれるのは間違いないはずです。 本記事では、画像生成AI使って面白い実験をしてみたいと思います。

目次

1. 画像生成AIを使った実験テーマ
2. 楽器をモチーフにして生成したイメージの紹介
 ①ピアノ
 ②ハープ
 ③パイプオルガン
 ④琵琶
 ⑤スネアドラム
 ⑥鍵盤
 ⑦楽譜
3. 初期構想のイメージ作りにはとても強力
4. まとめ

画像生成AIを使った実験テーマ

建築デザインを行うにあたり、身の回りの物や生物をモチーフにデザインを昇華させていくこともあります。
台湾の高雄ポップミュージックセンターの建築群は、クジラやサンゴ、イルカなどがモチーフにされたデザインのような印象を受けますし、ドバイ国際博覧会の日本館は折り紙をモチーフにデザインされたそうです。

高雄ポップミュージックセンター
ドバイ国際博覧会 日本館

このように世界は身近なものをモチーフにした建築物がたくさんあります。
そこで、今回は楽器をモチーフにした音楽ホールを想定したファサードデザインイメージパースを生成してみました。本プロジェクトでは、Stable Diffusionという生成AIツールを使用してパースを生成してみました。

楽器をモチーフにして生成したイメージの紹介

①ピアノ

鍵盤をイメージしたガラスサッシと曲線が印象的なデザインになっています。

②ハープ

とっても品のある印象を受けます

③パイプオルガン

歴史と重厚感のある建築になってます

④琵琶

とっても品のある印象を受けます

⑤スネアドラム

想像していた以上にそのまんま、、

⑥鍵盤

鍵盤のイメージを残しつつ、整った印象で、実際どこかに建ってそう。

⑦楽譜

音符がアクセントとなり、2階のセットバックが印象的です。

いかがでしょう。なかなかユニークなイメージパースができたと我ながら感心しています。

初期構想のイメージ作りにはとても強力

今回紹介したパースは、数百点の中の1部です。しかも費やした日数は1日です。このように生成AIは、初期段階で多様なアイデアを短時間で生成できるようになる為、デザインプロセスの効率化も期待できます。生成AIのメリットは、アイデアを無数に生み出せること、そして繰り返しの作業を効率化できることです。これにより、設計者やデザイナーはより創造的な作業に時間を割くことができるようになります。
一方で、AIが生成したデザインをそのまま採用するのではなく、人間の専門知識や感性と組み合わせることの重要です。生成AIは、設計者やデザイナーの創造性を拡張し、新たな表現の可能性を開く強力なツールとなり得るはずです。さらに、この技術を上手に活用することで、建築設計のプロセスに大きな変化をもたらす可能性を感じ取れることと思います。

まとめ

本プロジェクトを通じて、生成AIが建築デザインに新たな可能性をもたらすのではないでしょうか。楽器をモチーフにしたデザインのAI生成により、有機的で美しい形状、デザイン、環境との調和など、多くの示唆を得ることができました。建築デザインにおいて、パースは視覚的なコミュニケーションの要です。初期段階で自分のアイデアをイメージにしてコミュニケーションを図れる重要なツールになります。生成AIの登場により、デザインプロセスはさらに革新していきそうです。

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改めまして、当社の建築ビジュアライゼーション部門のサービス内容のご紹介です。

いつもご依頼いただきありがとうございます。日頃より、お世話になっておりますが、改めて当社の建築ビジュアライゼーション部門のサービス内容のご紹介をいたします。生成AI技術を使って「キャラクターデザイン」

2024.06.01

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