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2023/1/16

解説!XR(クロスリアリティー):VR・AR・MR

近年、「XR(クロスリアリティ)」という言葉を耳にする機会が増えましたよね。「XR」とは、VR・AR・MRといった仮想現実の活用や現実世界の補完・拡張を行う技術の総称です。
先端分野の中でも特に有望視されており、エンターテイメント・医療・建築などさまざまな分野で著しい進化を遂げながら急速に市場が拡大し続けています。そこで今回は「解説!XR(クロスリアリティー)」と称してVR・AR・MRの特徴や違い、活用事例などを紹介致します。

VR(Virtual Reality)とは

VR(Virtual Reality、仮想現実)は3DCGで作られた世界や、360度カメラで撮影した写真や動画の中に入って仮想空間を楽しめるのがVRです。特徴は、「非現実がベース」という点です。仮想現実の世界は、主にコンピュータグラフィックスを中心とした映像技術で構築され、ゲームやエンターテイメントの世界で徐々に実用化が進み、受け手が視点を変えることで自由に見る角度が変化するのがVRの大きな特徴で専用ゴーグルやヘッドフォンなどを用いて「視覚」「聴覚」に訴えつつ、上下左右360度の仮想の世界の中に入り込むことができ、高い没入感を体験することができます。
自宅のリビングにいながら、国内はもとより海外の風景を楽しんだり、誰かが作った架空の町や村、お店などの仮想世界で、自由に探索したりすることができます。ただし、VRはあくまでも「仮想・人工の世界」を作り出す技術なので、現実世界への干渉はありません。

私たちの制作したVR事例と別Blogで360°VRについても別途紹介していますのでぜひご覧ください。

物流施設 リーシングアプリ

WEBブラウザ上で動く、VRアプリです。 専用のビューワーも必要なく見ることができるので、WEBサイトの物件情報や特別サイトなどにも組み込め、お客様に紙面情報では提供できない情報なども提案できます。

2021.11.08

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【建築ビジュアライゼーション】360°パノラマVRってプレゼンに使える!?

360°パノラマVRって皆さんご存じですか?「パノラマVR」、「360°パノラマ」、「360°全天球パノラマVR」などと呼び方はいろいろあるようです。この記事では、360°パノラマVRの説明と建築ビジ

2022.09.29

AR(Augmented Reality)とは

AR(Augmented Reality、拡張現実)は、VRが仮想現実をディスプレイに映し出すのに対して、目の前のリアルな現実の「モノ」「地形」「景色」に、さまざまな情報を付け加える技術です。
ARの特徴は、「現実世界がベースである」という点です。現実世界に仮想的なオブジェクトを追加・反映させることで、使用者に新たな体験を提供し、ARは「現実の中に非現実を追加する」ことを目的としています。


AR技術を活用することで、現実世界にプラスアルファでデジタルコンテンツ(動画や3D)を追加して見せることができるため、エンターテインメント関連やEC業界、教育、営業支援、製造業など幅広く活用されています。たとえばスマートフォンを平面にかざすと画面上に家具が出現する、ポスターに記載されたQRコードを読み取ると動画が視聴できる、というコンテンツはAR技術を活用しています。
ARコンテンツは日常との親和性が高く、あらゆる施策に導入され始めており、今後さらに幅広い分野で活躍することが期待されています。

MR(Mixed Reality)とは

AR技術をさらに拡張し、実際にそこにないものを現実世界に重ね合わせて表示し、自由にコントロールできるのがVRとARを組み合わせたMR(Mixed Reality、複合現実)です。現実世界と仮想世界が相互に干渉して影響しあうことをベースとしており、VR、ARの進化版と言われることもあります。MRは、まず現実世界のデータを取得し、そこに仮想世界のデジタル映像を重ね合わせ、現実世界と仮想世界を組み合わせることができます。例えば「デスクの上にMRで建築予定の3Dモデルを表示し、その周囲を歩き回りながら確認できる」といったことが出来るようになります。また、内部構造が確認できないものについても、中身を詳細に可視化することが可能で、建築物や自動車、人体標本モデルなどの3D化でMRが使用されています。


ユーザーは表示されたデジタル情報を直接触って操作できるほか、複数人で同時にMR体験を楽しむこともできます。また自身の動作に合わせてデジタル情報を操作したり、別角度から眺めたりすることができるため、ARよりも身体感覚を伴った、より没入感の高い体験を実現できます。
私たちの制作したMR事例も別途紹介していますのでぜひご覧ください。

(仮称)彩都もえぎ物流施設計画 HoloLens2用MRアプリ制作

阪急阪神不動産㈱様と㈱三菱地所様の共同事業として大阪府茨木市に建設予定の物流施設「(仮称)彩都もえぎ物流施設計画」の建物概要をHoloLens2を使用してプレゼンテーションを行うHoloLens2アプ

2021.12.01

VR/AR/MRの比較

それぞれの違いを簡単にまとめてみました。

VR(仮想現実)AR(拡張現実)MR(複合現実)
技術100%仮想の世界に入り込み、見たり感じたり体験ができる技術現実の世界にデジタル情報を出現させ、現実の世界を拡張する技術現実世界を仮想世界に反映させ、デジタルコンテンツを直接操作できる技術
特徴没入感の高いバーチャル体験ができるスマートフォンで手軽に体験できるデジタツコンテンツを体感、操作できる
複数の人が同時にリアルタイムに体験できる
利用
コスト
・スマホなら比較的安価に体験可能
・本格的に体験するなら機器が必要で高価になることも
スマホなら比較的安価に体験可能体験するにはある程度環境を整える必要があり高価
必要機器・ヘッドマウントディスプレイ型VRゴーグル、VRヘッドセット
・スマートフォン
・ARグラス
・スマートグラス
・スマートフォン
・ヘッドマウントディスプレイ型ヘッドセット
・MRグラス
サービス
活用事例
・TVゲームや映画
・不動産バーチャルショールーム
・バーチャル旅行
・研修や訓練
・スマホゲーム、ポケモンGO
・美容やファッション
・カーナビゲーション
・スポーツ観戦
・シミュレーション
・医療分野
・製造分野
・教育分野

メタバースとXRはどう違う?

メタバースという言葉も頻繁に耳にするようになったと思います。メタバースとXRはどちらも仮想空間を通じて様々な体験ができるサービスですが、メタバースは「超越」を意味する「Meta」と「世界」を意味する「Universe」の造語で、一般的な認識としては、仮想空間自体でコミュニケーションが行えるサービス・プロダクト全般を意味し、単純に仮想空間に入り込むだけでなく、3Dのアバターを使って社会生活を送れる仮想世界です。経済活動や生産活動に参加することも可能ですし、コンサートなどに参加して他者と同時にコミュニケーションを楽しめるサービスもあります。
メタバースの大きな特徴は同時性と経済性です。これらの条件を満たしていないXRのコンテンツはメタバースではありません。

最後に

今回は、XR(クロスリアリティー:VR、AR、MRの総称)について紹介致しましたが、おまけの紹介として「SR」Substitutional Reality(代替現実)という技術があります。SR技術は簡単に説明すると「現在の映像に過去の情報を重ね合わせる」という技術です。過去の出来事の映像があれば、目の前で起こっていることのように見せることができるというもので、新たなサービスの可能性を秘めています。
話を戻しますがXRビジネスはゲームやアート、音楽といったエンターテインメント分野での活用が目立ちますが、5G(第5世代移動通信システム)の登場でインターネット環境が大きく進化し、どんどん仕事や日常生活の中に溶け込み、より身近なものになっていくと思います。
XR技術の発展と共にメタバースのコンテンツも増え、ますますXRビジネスの市場は拡大するでしょうから、私たちはCGパースやアニメーション以外にも積極的に新しい技術を学び取り入れ、これまで以上にお客様が喜ぶお手伝いや提案ができるよう取り組んでいきたいと思います。

XRに関するお問い合わせは こちら↓までお気軽にお問合せください!!
岡田:東京オフィス (okada@aqua-c-lab.com/080-4582-7616)
横井:名古屋オフィス(yokoi@aqua-c-lab.com/070-1494-6059)

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